あなたはオーダースーツを頼むなら、「ニューフェース派」か「老舗派」どちらでしょうか?どちらにするか迷っている方や、自分はやはり「老舗派」という方、はたまた「ニューフェース派」という方に、1888年創業のSUPREMO(スプレーモ)というオーダースーツショップについて紹介したいと思います。
SUPREMOが大事にしていること、それは「仮縫い」です。仮縫いとはスーツの形状に仮に縫い合わせて、着る人の体形との相性を入念に確認する作業工程のことです。
オーダースーツは完成するまで試着できないものです。どのようなスーツにできあがるのか、それは仕立てる人のセンスに大きく左右してきます。
「こんなサイズは想像していなかった…」という話はしばしばありますが、その理由は、正確に採寸する技術がなかったとも考えられます。全体25箇所をミリの世界で補正していく「仮縫い」をしておくと、抜群の着心地を得られるのはもちろんですが、普段の生活体勢を考えたジャストサイズのスーツを作成することができます。
下記に仮縫い3つのメリットをあげていきます。
仮縫いをオプション追加したオーダーであれば、細かな調整や着た時の実際の長さ、形を把握することができます。お好みのミリ単位の細かな調整でジャストサイズのオーダースーツが完成します。
撫で肩やねこ背、骨格の違いなど人にはそれぞれが持つ体の特徴があります。既製品では再現できない部分に対して、微調整していきます。
顧客の型紙を永続的に保管します。2着目からは型紙・仮縫い工程を省くことができるので、その費用がかかりません。
同社では世界最高級生地を使用し、機能美を備えた5つの代表的スタイルを提案しています。以下、詳しく紹介していきます。
体ラインに合わせたスッキリとしたシルエットを持ち、美しさや動きやすさを取り入れた型紙を使用しています。飽きのこないその形は、対応年齢も広くカバーし、スタンダードで人気のあるラインです。
クラシコラインをより絞り込んだような細長い印象のラインです。顧客の体にフィットさせて全体的にコンパクトに仕上げるので、自然な細身のスーツが出来上がります。
既製品では、丈が短くなってしまうなど無理が生じてしまうところを、このフルオーダーラインであれば、全体にバランスのとれた着心地いい細いシルエットを作り出せます。
本来のダブルラインは肩幅広く非常にゆったりとした形でしたが、肩のラインに丸みを与え、ウェスト部分を絞り、シャープな印象にしたモデルです。最近、人気が再燃してきているダブルスーツ。
往年のゆったり感は省かれてすっきりとした印象にしています。ダブル初心者の30〜40代の人でもオシャレに着こなせるモデルです。
衿幅が丸くゆったりとしたシェイプは、バストラインが強調され、男らしい印象を与えてくれるラインです。胸と腰との形のメリハリが美しい曲線美を作っています。
幅の広い衿が優美さを生み出しているエレガンスライン。個性的に自分を演出したいという人におすすめです。
現在のスーツの原型といわれているデザイン。ぴったりとした細身のものは、締め付けられているようでリラックスできないという人には、こちらのラインがおすすめです。
腰の部分があまり絞られていません。体型がくっきりとは現れず、動きやすさは抜群です。
このタイプのものは、日本において昔から着られており、着心地と見映えを兼ね備えています。
SUPREMOが着目しているものとして、もう一つ挙げたいのが、「ゼニア」です。ゼニアの正式の名称は、Ermenegildo Zegnaで、イタリア生まれのグローバルなファッションブランドです。
スーツをメインとしてジャケットや靴、カバンなども手がけています。今、高級ブランドとして有名なゼニアも、もともとは生地メーカーとして1910年にスタートしました。
オーストラリアより最上級の天然繊維を仕入れ、自社の工場で生地を生産し、世界中に販路を拡大。当時一番だった英国生地を抜いて世界一位になりました。
ゼニアスーツは世界のハイクラス層から絶大な支持を得て、世界の大統領や首相を皮切りに、アーティストやスポーツ選手にもハイクオリティなスーツを提供しています。
SUPREMOはアフターサービスにも力を入れています。まず、納品後90日以内であれば、無料でサイズ直しをしてくれますので、「ウェストがきつすぎた」「着ていて違和感がある」など気になることがあったら、遠慮なく相談しましょう。
また、サイズ直しも永続的にやっています。減量に成功してスマートな体型になったにも関わらず、ダボダボのスーツを着ていたのでは、もったいないですよね。
有料にはなりますが、90日を越えても永続的に対応してくれますので、体型がかわったときには、ぜひ利用してみましょう。
この記事では、SUPREMOのこだわりやサービスついて紹介してきました。老舗ならでは、妥協のないこだわりを感じていただけたのではないでしょうか。
スピード重視でオーダースーツ選びをしてきた方にも参考になる部分があったかもしれません。ぜひ今後のオーダースーツ作りの参考として、役立ててみてください。
SUPREMOの公式サイトはこちら