スーツのイメージにどのようなものをお持ちでしょうか。スーツといえば制服や仕事着のイメージが強いものですが、仕事だけでなく正装として結婚式やパーティーの席など、大事な場面で着用する服でもあります。そんなスーツを、生地からデザインまで自分専用にオーダーできることをご存じでしょうか。オーダースーツメーカーRe.museを紹介します。
東京を拠点とするオーダースーツのブランドRe.museでは、「人を自信で包み、生き方に影響を与え、世界を変える英雄を生み出す」ことをミッションとしています。売れ筋の生地やカラーを勧めるのではなく、お客様がスーツを仕立てる目的、夢や希望、体型の悩みなどもヒアリングし、それらの目的をかなえるために一緒に考えてくれます。
洗練された職人の技術と、人の思いとが重なり合い、1着のスーツに込められます。Re.museではすべての工程において、こだわりつくしています。
そのなかでも、パーフェクトな1着は、採寸から生まれると言い切るほど、Re.museではフィッティングの時の採寸にこだわります。Re.museのフィッターは全員女性です。オーダーする人が、男性であっても女性であっても、女性目線でのアドバイスを受けることができます。
男性のお客様であれば、女性から見たカッコよさや、雰囲気を相談することができますし、女性のお客様であれば、バストトップの位置や骨盤の状態など、男性には相談しにくいことでも、女性同士で解消しながらサイズ調整をすすめていくこともできます。実際に採寸するときは、1mm単位の細やかな採寸で、採寸箇所も70か所にも及びます。
Re.muse独自の特殊体型補正もすばらしく、猫背、撫肩、いかり肩、はと胸、出尻、平尻など、1人1人の個性ある身体の凹凸をしっかり採寸して、その個性に応じた体型補正を行って型紙を作成しています。どんなにすばらしい縫製も、美しい生地も、すべては正確な採寸からなる設計図の上に成り立っています。
縫製では手作業の品質や、ハンドメイドの魅力を知っているからこそ、その手間を惜しまず、お客様1人1人の身体に合わせるための無限の可能性の組み合わせを、職人の技術によって可能にしています。いくつもの品質基準をクリアした製品だけをRe.museのスーツとして届けてくれます。
一般的な服作りでは100ほどの工程ですが、Re.museでは400を上回る工程でスーツを製作しています。制作の際、海外ではなく国内で縫製を行い、職人を次世代に継承することにも力を入れています。
その証としてIACED国際クロージング協会のスーツ縫製部門で最高峰の3つ星を授与されています。生地はシーズン毎、仕入れの状況などにより取扱いブランドに変動があるようです。
こだわりの生地ブランドがある場合は相談してみてはいかがでしょうか。いろいろなブランド生地のおすすめもあるかもしれません。
Re.museでオーダーできるのは、スーツだけではありません。スーツと同じく、たくさんあるこだわりや特徴を見ていきましょう。
イタリアのサルトリアが使用している型紙を日本人の身体に合わせてアレンジしています。品格のあるスーツを作るためには欠かせない立体感を維持するために素材1つ1つにこだわり、ハイクオリティなものをセレクトしています。包みこむような独特のふくらみが男性らしいシルエットを際立たせます。
Re.museのジャケットスタイルは、スーツの持つフォーマルな雰囲気を残し、カジュアルまで落とし切らないところです。ビジネスシーンからカジュアルに至るまで広く着ることができます。後ろ姿や、軽やかなショルダー構築など、スーツとの棲み分けも実現しています。
流行にとらわれず、クラシックスタイルを提案することで、長い期間、着続けられるようにも考えられています。型紙はジャケットのものをベースに製作されます。
そのためウエスト位置のバランスをスーツやジャケットと合わせることが可能になりました。見えない素材にもこだわりつくし、やぼったいコート姿とは無縁の、洗練された美しいシルエットが約束されます。いろいろなスタイルのコートが取り扱われています。イメージを話し、選んでみてはいかがでしょうか。
美しいシルエットを作るのがとても難しいとされているのがパンツスタイルです。Re.museのパンツは、ふくらはぎが張っている方や、センタープレスのゆがみにまで対応しています。ヒップラインは、出尻・平尻など、1人1人それぞれに合わせて補正し、美しシルエットで履き心地の良い1本へと仕上げてくれます。
Re.museの考えるタキシードは着る人の個性と自由が表現され、本人だから着こなせる、本人を表すようなものだと考えます。そのために面白味がある生地や素材を取り揃えて相談にのってくれます。
10年間愛用できることを目指し、土台をハンドワークで構築しています。仕上げのアイロンワークまで手仕事にこだわり、高い品質基準をクリアした物をRe.museのタキシードとして納品してくれます。
綿密に仕上げたスーツには、それに見合ったシャツも必要になります。袖の長さから首回りは勿論のこと、バストからウエストにかけてのシルエットも完璧に仕上げます。
スーツとシャツの組み合わせが計算され、バランスがとれてこそ、完璧な着こなしの完成です。シャツでも1mm単位で身体に合わせます。フィット感、上質な生地で、本物の着心地を体感できます。
Re.museのオーダースーツを手に入れるにはどうすればいいのでしょうか。まずは予約制なので予約を取ることから始まります。初回は1、5時間から2時間ほど必要になるとのことです。
お店では、まずヒアリングがあります。Re.museではヒアリングをとても大事に行います。しっかりとお客様の目的を共有し、希望通りのスーツを作るためです。
次に、生地選びです。7000種類以上のヨーロッパを中心とした、上質な生地が準備されています。丁寧な説明や提案を受けながら生地を選びます。次は、1番のこだわりがあるという採寸です。70か所にも及ぶ採寸箇所に加え、1mm単位で寸法を取っていきます。様々な体形に対応可能な、特殊体型補正を行い、お客様1人1人の完全オリジナルの型紙を作成します。続いてオーダースーツの醍醐味であるデザイン決めです。豊富な裏地やボタンなど、好きなものを選んで自分だけのスーツにしていきます。スーツの仕上がりイメージができあがる瞬間です。お会計は当日になっています。現金・クレジット・振込にて可能です。納品は約1か月後です。納品日では、サイズの確認と補正の説明があります。
Re.museのオーダースーツはヴィクトリースーツと呼ばれることがあります。オーダーの時にヒアリングで話した、思いや夢が、スーツの袖を通すたびに思い出し、自らを奮い立たせてくれるそうです。
いろいろな気持ちや、職人による一流の技術、こだわりを詰め込んで、1着にしたRe.museのオーダースーツ。そんなスペシャルなスーツを、あなたも手に入れてみませんか?