オーダースーツは以前に比べてだいぶ手に入りやすくなりました。東京でしたら専門店も多いですし、価格も2万円程の品物も出て来ています。そういった関係もあって、20代や30代という若い世代を中心に流行は拡大中です。
今回はオーダースーツの着まわしについてポイントを3つ程述べていく事とします。
オーダースーツにはフルオーダー・パターンオーダー・イージーオーダーの3種類があります。
東京の専門店も含めて全てのお店でその内訳になっていますが、どの種類が適切で着まわしに何着必要なのか等はその人の事情によって全く変わってきます。体質的に汗をかきやすかったり、仕事の性質上で上外回りが中心というのでしたら、予備も含めてある程度多く用意しておいた方が安定します。
そういった目で見て行くならば、オーダースーツはフルオーダーの場合は10万円程度で、イージーオーダーで5万円程度の相場ですので、それらは避けてパターンオーダーにするというのも1つです。パターンオーダーでしたら、2万円程度でリーズナブルですし、季節によって生地の調整した物を考えたとしても、差ほど準備にも困りません。
逆に大きく動く事が無く、基本的に内勤で仕事内容に付いてもかなり配慮が必要であるというならば、フルオーダーやイージーオーダーで替えの物も最大で2着前後程度で済ませるのも1つです。季節の影響等に付いてはやはり考慮する必要がありますが、夏場で長時間外に居る必要があり、紫外線に長く晒される事等が無いのでしたら傷みに付いては、差ほど心配する必要はありません。
これ以外にも通勤環境やクリーニングに出すタイミング等、個人差による部分等も関係して来ますが1番基本にして考えるべきなのは、やはり仕事内容です。それぞれのスーツに掛かる予算等も考慮しつつ、最適な枚数を計算する様にして下さい。
3種類のオーダースーツは、仕事用としても式典用としても使えるメリットがあります。既製品の場合は細かいサイズ等がどうしても人によって合わないケースも出て来ます。
その事で摩耗が早まり破けてしまうリスク等もありますが、オーダースーツでしたらその問題は最小限で済みます。 ただ、長く使っていればオーダースーツであっても劣化して来ますし、不測の事態で破損してしまう様な事も無いではありません。
そんな時に備えて、購入する時にはお店によるメンテナンスサービスがどの程度の物かは必ず確認しておく事をお勧めします。東京は専門店が多いですが、お店によってメンテナンスサービスの内容が結構違います。裾や肩幅等の基本的な直しのみ行ってくれるお店もあれば、シルエット等も考えて専門的な部分まで直してくれるというお店もあります。
その逆で、1度売ったならばアフターケアは一切行わない等というケースも無いではありません。 着まわしを考えるに辺り、ある程度メンテナンスがしてもらえるという事が分かるのでしたら、問題が出て来た方をお店で預かってもらい、その間を予備で補うという選択もあります。
ただ、替えが無いというのでしたらそのオーダースーツを使うタイミングは、考えておかないといけません。そういった点に注視するのであれば、注文時点の製作者サイドのヒアリングでメンテナンスを簡単な作りにしてもらうというのも1つの選択肢です。
着まわし等で心配な事がある場合は、オーダースーツ制作時のヒアリングの時に製作者サイドに色々相談してみるという方法もあります。フルオーダー・パターンオーダー・イージーオーダーのいずれの場合でもそれは共通です。
東京でしたら様々な用途の注文がありますので、製作者サイドも事情に合わせたオーダースーツの扱い方をアドバイスしてくれます。場合によったら予定していた形式とは違う形式を紹介される様な事もありますが、専門家の意見として参考にして損は無いです。
注意点としては、専門店によって返答が変わる可能性がある事も考慮しておく事になります。フルオーダーを得意とするお店でしたら、依頼者の注文をフルオーダーで作ることが前提に立った上で聞く物ですし、パターンオーダーやイージーオーダーが専門であってもそれは変わりません。
それに1つの形式を得意としていると言っても、お店によって動きやすさを重視している事もあれば、見栄えの方を意識しているという事もあります。視点が違えば、当然着まわしに必要になる枚数の計算も変わって来ます。
製作期間はフルオーダーの場合で2ヶ月から3ヶ月で、パターンオーダーでは2週間から1ヶ月、イージーオーダーで3週間です。何かあった場合に替えを用意するとして、専門の違いによって準備期間の意識も全く変わって来ます。お店の返答の違いにはそういう意識の差の考慮も必須事項となります。\
個人の仕事の事情や体質、生理的な感覚によって着まわしに必要な枚数は全く変わって来ます。
フルオーダー・パターンオーダー・イージーオーダーの選択にも関わって来ますので、選択の際にはメンテナンスのしやすさ等も含めて意識して考える様にして下さい。その上で困った時には専門店に相談出来れば理想的です。