東京の専門店でオーダースーツを依頼する時、どんなスタイルにしようか迷うことはよくあります。
なんとなく頭の中に希望のスーツはあるけれど、実際にオーダーする段階で迷ってしまうのなら、ゲージ服を参考にすることをおすすめします。ゲージ服の特徴や、満足の行くオーダースーツを作るポイントまで紹介します。
ゲージ服とは、スーツをオーダーする時に着る見本のことです。東京のオーダースーツ専門店など、通常スーツを作る時は生地選びから始まり、次に採寸・デザイン決定へと進んでいきます。
採寸の時に、客に仕上がったスーツをイメージしてもらったり、自分に合ったデザインを決めてもらいやすくするため、店では見本服を用意して客に着用してもらうことがあります。
ゲージ服にはブリティッシュスタイル・イタリアンスタイルと言う風に、あらかじめ決められたスタイルが複数あり、客は自分の好みのものを身につけます。店側は客の好みのサイズや着丈を聞きながら、ピンなどでサイズを調整していきます。
スーツの作成前に出来上がりをイメージしやすく、自分の体型にぴったりかどうか確認することができるという点が、ゲージ服の大きな特徴です。より自分のスタイルに合ったかっこいいオーダースーツを注文しやすくなるので、東京を始め採寸に利用しているオーダースーツ専門店は全国各地にあります。
初めてスーツをオーダーする時は何から何までわからないことだらけで、自分にはどんなスーツが合うのかが見えにくく、店にどんなリクエストをしていいかすらわかりにくい状態です。そんな時見本服を使って仕上がりを視覚化すると、本人も店側もかっこいいスタイルをイメージしやすくなり、採寸もスムーズになります。
初めてでもこうして欲しい、というリクエストも出てきやすくなるので、スーツのデザインに迷ったらゲージ服を参考にすることをおすすめします。
オーダースーツを作る時、オーダーの方法にはいくつかありますが、中でもパターンオーダーは簡単なオーダーメイドの方法として広く定着しています。パターンオーダーは採寸後サイズ調節していきますが、その時に使われるのがゲージ服です。
オーダースーツ専門店では、見本服から客にピッタリ合ったスタイルを決めていきます。見本があるので客も自ら選びやすく、袖丈や着丈など希望に合うサイズの調節も速やかになります。パンツ丈やウエストサイズのサイズ調整と、上下すべての調整が終わったら、いよいよスーツの仕立てに入っていきます。
パターンオーダーはゲージ服を参考にして出来上がりのスーツを決めていくため、オーダースーツ初心者でも利用しやすく、失敗しにくいオーダー方法と言えるでしょう。ゼロからオーダーするフルオーダーや、予め用意されている型紙を使ってデザインを決めるイージーオーダーよりも手間がかからないため、コストが抑えられるというメリットもあります。
オーダースーツは高いというイメージがありますが、パターンオーダーの登場で、市販されているスーツに1~2万円ほど上乗せするだけで自分だけのスーツを作ることも出来るようになりました。パターンオーダーで仕立てられたスーツの納期は比較的早く、とりあえずオーダースーツを作ってみたい、という初心者向けのオーダー方法と言えるでしょう。
パターンオーダーには欠かせないゲージ服ですが、満足の行くオーダースーツを作るため、注意するポイントがいくつかあります。ほとんどのオーダーメイド専門店は、ケージ服を用意していますが、すべての専門店がケージ服を豊富な種類揃えているわけではありません。
選べるゲージ服が少ないと、それだけ選択肢が限られてしまい、選びやすいという反面、サイズに満足できない場合もでてきます。もし、ゲージ服を参考にしてオーダースーツを作るなら、できるだけ豊富な種類を用意している店を選ぶようにしましょう。
ゲージ服は着丈や袖丈、パンツ丈、パンツウエストなど、体型に合わせて調整していくことが可能ですが、既存サイズをもとに作られたものが多く、中にはカバーしきれないサイズもあります。例えば標準よりかなり怒り肩だったり、股下が長すぎる、といった場合です。パターンオーダーを試してみて、もし限界があったらフルオーダーに切り替えるなど、他のオーダー方法を選択することになります。
万が一のことを考えてお直し保証サービスを実施している店を選ぶと、トラブルを避けることが出来ます。採寸からサイズ調整までしっかり行ったとしても、仕上がりに満足できない場合もよくあります。その時お直しに出すと仕立て代がかかり、思わぬ出費に気が滅入ってしまうと言ったことも考えられます。仕立てを依頼する前に、お直し保証があるかどうか、確認してみるといいでしょう。
ゲージ服は自分に合ったオーダースーツを決める時に参考になる、便利な存在です。パターンオーダーはとてもポピュラーなオーダー方法で、受け付けている東京のオーダースーツ専門店も多く、オーダースーツ初心者にとっても利用しやすい方法になります。
パターンオーダー利用時での注意点はいくつかありますが、簡単にオーダーメイドのスーツを作れることに変わりはなく、利用して損はありません。