東京でオーダースーツを作ろうとする際に、決めなければならないことは多くあります。その中でも最もスーツの印象を左右するのはカラー選びです。全体の印象から自分に合ったカラー選びまで、ベストなものを探すには考えるべきことが多くあります。まずはどのようなカラーを押さえておけばよいかという事を確認し、色選びについて考えていきましょう。
これまであまりスーツを着たことが無いという方が、東京でオーダースーツを作ろうとした場合まず選びたいのがネイビーカラーです。オーダースーツとなると、ある程度高価なものになるため、時代や年代を問わずに着続けられるというものがベストと言えます。その条件にネイビーは当てはまるのです。誰にでも似合う色と言われていますから、どの色が似合うかわからないという場合はまずここから探してみるようにしましょう。
ネイビーのポイントとしては、清潔感がプラスできるということがあります。他の色に比べて爽やかな印象を与えやすいので、それが清潔感につながっていきます。ビジネスの場などでは第一印象の良さという事は重要なポイントとなっていきますから、それを助けてくれる色ということが出来ます。どのようなシーンでも使えて、印象アップに役立ってくれることでしょう。
同じネイビーでも色合いによって見え方に違いが出てきます。若い方で、どちらかというとカジュアルな着方をするという方の場合は、明るく青みが強いものを選ぶと爽やかさがアップします。フォーマルな場で着用することが多い方や、年齢を重ねて重みをプラスしたい方などは、暗い色を選ぶようにしてみると、自分に合ったイメージのものを選びやすくなります。
まずは自分の状況に合わせて、使いやすいネイビーのスーツを作ってみるようにしましょう。
長く使うことが多いオーダースーツのカラーとして、もう一つおさえておきたいのがグレーです。グレーと一口に言っても様々な違いがあります。黒に近いものから白っぽいもの、少し茶色がかっているものなど様々あります。
東京ではじめの一着を作るのであれば比較的黒に近いダークグレーを選ぶのが良いでしょう。どのようなシーンでも着ていくことが出来ますし、年代も選びません。どちらかというと大人っぽさを演出してくれる色なので、社会人向きということが出来るでしょう。
爽やかに着こなしたいという場合には、明るい色であるライトグレーが向いています。明るい色の場合、ちょっとした汚れなどが目立ちやすくなることもあるので、しっかりメンテナンスをして丁寧に着ていくことが必要になるので注意しておきたいところです。
比較的地味に見えやすいカラーではありますが、柄などが入ることで変化を付けることが可能になります。ストライプやチェックなど、さりげなく入った柄が爽やかさやクールな印象を引き立ててくれます。生地によっては羽織り自体が味のある物になっていて、重厚感を見せてくれるものもあるのです。
変化をつけやすいグレーだからこそ、実際に生地を手に取って見て、自分が身に着けたらどのような印象になるかを確認してからオーダーするようにしましょう。長く使えるお気に入りの一着を手にすることが出来るはずです。
日本には四季があります。東京でも気温や湿度、周囲の環境などが大きく変化していきます。毎日身に着けるスーツだからこそ、こうした四季の特徴を反映して、その季節に応じた色選びをしていくことが印象アップには欠かせないポイントになっていきます。
春夏は爽やかさを感じる季節ですから、それに合わせた色を選びましょう。グレーであればライトグレー、ネイビーも明るめのものを選ぶと爽やかさがアップします。職場環境などによりあまり色合いにこだわらない場合は、春はベージュなどを取り入れてみるのも良いです。スーツ自体の色が重めの場合でも、シャツやネクタイとの合わせ方で印象を変えることも出来ます。
秋冬は少し重めの色にすると似合います。ダークグレーや濃いめのネイビーであれば重厚感が出て、寒い季節に合わせやすくなるでしょう。服装が比較的自由な職場の場合は、ブラウンカラーを選ぶのもおすすめです。秋らしい温かみとやわらかさをプラスできることに加え、男性らしい貫禄なども感じさせることが出来ます。比較的年配の方などにオススメです。
まずはベーシックなカラーを揃えてから、季節に合わせた遊び心のあるカラーをプラスしていく形にすると、おしゃれに着こなせるのではないでしょうか。こうした点についても考えたうえで、今の自分にベストな色を選んでオーダースーツを作ってみましょう。
スーツは形が決まっているものなので、色選びで全体の印象が大きく左右されます。清潔感があり、きちんとした印象を与えられるため使いやすいネイビーやグレーといった基本的な色からオーダースーツ作りをスタートしてみましょう。